フライト前日からドイツ着まで
さて、私のフライトは11時発、渡航前に書類と愛犬をセットで
チェックする為に尋ねる検疫所は8:30からしか開きません。
でもチェックインとか色々考えると絶対間に合わない。どうすれば？と思ったのですが、
そういう場合は実は検疫は渡航前日でも構わないそうです。
よかったよかった！
フライト前日に成田へGO。滞りなく検疫を済ませました。
ところで、ドイツまでは直行便で12時間かかります。
愛犬はボーダーコリーなので小型犬のように客室には一緒にいられません。彼女はひとりぼっちで動物用の貨物室で過ごします。（ここから先、愛犬エマは「彼女」とします）。
でも飼い主が弱気でいては犬に伝わります。
大きな音が苦手なので獣医師と相談し安定剤（飲むと目がしょぼしょぼして数時間はそのままの状態が続きます）を処方してもらい、日本で前もって試飲もし、問題無いと判断しフライト当日を迎えました。
実は彼女は4カ月の時に同体犬と同じケージでイギリスから
同じように10数時間かけて日本にやってきました。
今回もきっと大丈夫。
案の定、ドイツの空港で彼女を迎えに行ったとき、
疲れは見えたもののケージから出せばすぐに歩き出しいつもと同じ様子。
空港スタッフの方に書類を見せマイクロチップも読みってもらい番号を照合。
問題無く彼女を引き取ることができ、いよいよ空港の外へ。
彼女には空港のすぐ外の植え込みでトイレを済ませてもらいました。
この一連の滞りない流れはほかでもない彼女が落ち着いて全てこなしてくれたからこそ。
私は彼女を心底見直しました。
ホームステイ
私がドイツに着いてからの一番の問題は、ケージをどうするかでした。
ホテルに滞在するにしても、スーツケースと大型犬用のケージと彼女を連れての行動は不可能。
渡航前に代理で空港に問い合わせてもらったところ、
１日５ユーロで荷物を預かるシステムはあるとのことだがそれでは破産してしまう。
捨てるのもなんだか。
頭を悩ませていたこれを解決したものはFacebookでした。
友達の輪が、ドイツの犬好きの老紳士の元まで広がり、
空港までのピックアップとホームステイが実現しました。
ものすごく短くまとめましたが素晴らしい出会いでした。
今でも本当の家族だと思っています。
毎晩ワインを飲んだりサッカーを見に行ったりすれば皆家族です（！？）
バス・トラム・電車・特急列車
愛犬家の中では既にご存知の方は多いと思いますが、
ドイツでは犬はほぼどこでも愛犬と一緒に過ごすことができます。
ケージ無で散歩の延長で大丈夫です。
ちなみに20を越えてからは旅行や今回の滞在を入れて4度目のドイツとなりましたが、
過去吠えている犬を見たことはありません。
自分の愛犬自慢の第1位は、私と違って「無口」であることだったので、そこは心配していませんでしたが車酔いをするので毎回多少のヨダレは残していきました（笑）
トラムは路面電車です。
路上の線路の上を走るので普通の電車よりカーブや坂があったりしてそれが揺れにつながり、
彼女にとっては一番苦手な乗り物だったようです。
バスは一番一緒に乗った乗り物となりましたのでお手の物でした。
ベルリンに一度彼女とともに訪れました。
ホームステイ先から特急電車で2時間強です（確か）。
隣は全くの他人でドイツ人です。
心配しましたが行きも帰りも犬が好きな人だったので何も問題はありませんでしたし、
最終的には隣の人の足元に潜り込み熟睡する余裕を見せた彼女でした（笑）
落ち着くまでは通路にしっぽが出ていて、行き交う人たちの邪魔をしたこともありましたが、
そのときはそのときで、
通路を挟んで隣のおじさまは「犬がいるから踏まないでね」とよびかけてくれました。
ありがとうございました。
ここで一番のため息モノだったのは、彼女は犬だけど「子供料金」が必要ということ。
出費万歳です。
ベルリン中央駅は以前一人でも訪れたことがあり彼女のトイレをどこでさせたらいいかは前もって考えておきましたし、彼女がトイレの面で私を困らせたことはありませんでした。
店・レストラン
「ドイツでは、犬と一緒にドッグカフェと呼ばれるところでなくてもレストランはどこでも入れる」という文章をインターネットでよく目にしますが少しだけ間違っています。
犬がレストランに入ることが普通である、ということはそうなのですが、
移民が多いドイツなので、犬がもともと嫌いな国民性の移民の方がオーナーだったりする場合は、
その店が汚くても（すみません）犬は入れません。
犬が嫌いでないオーナーの場合は、高級そうな店でも犬は入れます。
常連でなければその都度入っていいか、あいさつ程度に軽く聞くのが吉です。
その方が堂々といられます。
犬が大好きなオーナーであれば犬向けのオヤツを常備しているので、
お水とソレをいつもくれます。
ちなみに人間用のお冷はどこでも有料です（笑）日本ならお冷は飲み放題なのにな。
スーパーマケットや日本でいうドラッグストアは生鮮食品があるので基本的に入れません。
お茶屋さん、お菓子屋さんもそうでした。酒屋さんもそうでしたね。
その場合は店のエントランスに「犬は外につないでください／犬は入れません」と記載があります。
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