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ドイツの愛犬家と愛犬の関係から
「犬に教える方法が根本的に違うのでは?それによって犬の訓練の出来具合に差ができ、
どの犬も街中で行儀良くできるため、社会が受け入れているのか?」と、
出発の前には考えていました。
私はこの旅で、4つの訓練施設、1つの保護施設、公園でのグループレッスンを1レッスンを見学し、
その中で20人ほどの訓練士と出会いました。
しかし、犬に物事を教えるための基本的な考え方や決まりというのは、
犬に関わらず生物が「学習する」という言葉に対するものが確立されているため、
日本でもドイツでも変わらないようです。
そしてなにより、実際ドイツのトレーナーさんがトレーニングをしているところを見ても、
自分のやり方と大きく違うところは無いということがわかりました。
ということで、「犬に教える方法が違う」という考えはひとつ消えました。
今回の限られた時間の中で『これだ!』と思えるものをひとつ見つけたその場所は…ただの公園でした。
ただの公園と言っても前述したとおり、犬はノーリードで遊ぶことが許されていますし、
犬エリアというものは存在しますが、柵はとくにありません。
うんち袋が公園内に用意されていることもあります。
その公園で、そろそろ日本語が恋しくなってきていたため、
日本から持ってきた小説をベンチで読みながら、
次々と現れる犬とその飼い主たちをひたすら観察していました。
家族で、お友達同士で、一人で、それぞれのスタイルで、
愛犬達は小さい犬から大きい犬まで、思い思いに過ごしていました。
公園でご夫婦はまったりくつろぎ、地図を見ながら旅行の計画でしょうか?
ご夫婦の愛犬はというと、もちろんノーリードで、
ご夫婦と背中合わせにも関わらずご夫婦の様子に耳を傾け、
公園で人間観察ならぬ犬観察を楽しんでいるようでした。
たった一頭で大変リラックスした顔をして公園中を歩いている犬もいました。
日本なら、「どうしたのかしらあの犬!誰の犬?!危ないし野良犬かしら、かわいそう!」
…と、なりそうなもの。
でもその公園では誰一人としてその犬に特別注意を向ける人はいませんでした。
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