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前回の渡独から約3年。
またふつふつと渡独願望が沸いてきました。
次は1人ではなく、そう、我が愛犬と共に!
狂犬病撲滅国(とされている)である日本からドイツへ犬を持ち込むのは比較的簡単で
あるらしいという話を耳にしたことと、
自分がドイツで犬と生活するとどうなるのか? 体験してみたくなったのです。
簡単と言っても、犬を検疫所に長期間係留したりする必要がないことが、
私の中では「簡単」とされたわけで、そのためなら大量の書類作成の苦労はいとわないわけです。
マイクロチップが入っていないといけませんが、私の愛犬はイギリスから輸入したので仔犬のときにすでに埋めてある為、問題ありませんでした。
今回の滞在はここに書ききれないほど色々なことがあり、2カ月だけの滞在となりましたが、
ドッグトレーニングの技術・視野の向上の為に愛犬と共に渡独するという形は叶えられたので、
ここに書き留めることとしました。
ドイツ紀行part1と被るところもありますが、
今回は各項目ごとに分けてみましたので是非ご覧ください。
ドイツに犬を持ち込む際の必要事項・書類・流れ
(ただしこれは愛犬とともに2年以内に帰国する予定がある場合です)
成田空港にある検疫所が発行する書類と、下記で説明する「自分で手配・用意するべきその他証明書」を揃え漏れなく記入し、渡航前にメールやFAXで全て確認してもらうこと。これが渡航前に必要な手順です。検疫所が発行する書類は英語表記のものもあり、その場合は当然こちらも英語で記載しなければいけません。ただし検疫所が何を書くべきなのかしっかり但し書きをしてくれているのでほぼ問題ありません。
それどころか、電話をかければ誰でも丁寧に答えてくださるし誰でも同じだけの知識で対応可能。
驚きなのはメールで対応した際の返信がハイスピード。
大袈裟に言うと友達とメールをしているかのような感覚で不明点はすぐ解決します。日本はすごいですね。その反面ドイツ大使館に聞きたいことがあり電話した時の対応はのらりくらりでした、これは余談です(笑)
≪自分で手配、用意するべきその他証明書は下記≫
A:必要回数の狂犬病ワクチンを接種後、抗体の数値が基準をクリアし、その証明書を発行する。
B:狂犬病ワクチンと混合ワクチンを接種していることの証明書のサインを獣医師からもらう。
AとBの証明書を検疫所が発行する書類に添付し、上記で説明した通り渡航前に必ず検疫所にチェックしてもらいます。渡航直前に不備は不足があっては渡航できず、渡航する当人も検疫所の人も困ってしまいますからね。
(AとBの書類は抗体検査をする機関と獣医師が発行する証明書なので、書類の誤字脱字に気が付いたとしても自分で手直ししたりしようとするとアウト。偽造とみなされ無効です。)
突然ですが項目としてまとめて書き記すために帰国する時のことも一気にここに書いてしまいます。
帰りは帰りで大変でしたね。
まず前もって帰国日を検疫所に申し出るのですが、
帰国の40日以上前に申し出ると決まっているそうです。
それからもっとも重要なことは、住んでいた場所で獣医から健康チェックを受け、
検疫所の書類(日本から持ち込んだもの)に公印を押してもらうことです。これがないと日本に着いても空港から犬を持ち出すことができません。
どこで公印を押してもらうことができるのかは、日本の検疫所の人にもわからないので現地か現地に精通している機関で情報を得ないといけませんでした。
ここもホストファミリーの方の協力があってすぐに見つけることができました。
加えてたまたまホームステイ先から車で15~20分くらいの場所にそういった場所がありました。
本当にラッキーでした。
実は私の愛犬にはイギリスから輸入した際に「ペットパスポート」なるものが一緒に付いてきました。
EU圏内で使われる(今イギリスはEUではありません。時代は変わりました!)犬用のパスポートで成年月日やマイクロチップの番号、最初のワクチンの記録等の記載があります。
それも今回の渡航の際、携行の必要性があるのか日本の検疫所の人は把握していなかったようでしたが、日本としては必要がないためあるとすればドイツ側の問題である、との見解でした。
なので、念のため持っていきドイツの獣医さんに提示しました。
なんとそれが裏目に出ましたね。
「ドイツに連れてきたならあるはずのスタンプが無い、空欄だ!」と
帰国直前の健康チェックの時に注意されてなかなか許可(公印)をもらうことができませんでした。
ホストファミリーの方はとても焦ってましたが、私は大事な愛犬を連れて帰るために逆にいたって冷静。
「パスポートはただの付属品であり日本に帰るためには実は必要ないんだ、
そう検疫所の人が言っていた!」
となんとドイツ語で熱弁したんですね。
火事場のバカ力です(違うか)
何度も説明していたら獣医さんも日本の検疫関係のHPをその場でチェックしてくださり、
最終的には納得してくださいました。
獣医さんが言っていた足りないところのスタンプもそこで押してもらいました。
これが許可されなかったら一大事だったので、
後に日本の検疫所に「ペットパスポートについてもっと情報を集めてみなさんに案内できるように
してください」と、申し出てみました。
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